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外壁塗装
2023.12.03

外壁塗装の塗料の種類には何がある?おすすめ塗料の耐用年数や価格も紹介

外壁塗装の塗料の種類には何がある?おすすめ塗料の耐用年数や価格も紹介

外壁塗装を実施する際に、塗装選びは慎重におこなう必要があります。特に、塗装の耐用年数と価格は重要な要素となり、費用対効果などを考えて選ぶことが重要です。

実際外壁塗装をするとき、どのような種類を選ぶのが良いのでしょうか。この記事では、外壁塗装の塗料の種類について解説するとともに、おすすめ塗料の耐用年数や価格について紹介します。

外壁塗装用塗料の成分

成分解説
顔料塗料の色彩を構成するために使用する。また、塗料を増量させたり、錆の発生を防止したりするものもある。
樹脂塗料の骨格を作る目的で使用されている。樹脂にはアクリル、シリコンなどの種類があり、耐候性がそれぞれ異なる。
添加剤塗料の性能を向上させることを目的に使用される。沈殿防止剤やたれ防止剤など、様々な種類が存在する。
溶媒樹脂を溶解したり薄めたりするために使用する。溶剤と水に分類され、溶剤はさらに炭化水素系、アルコール系などに細分化される。

塗料には、主に以下のような機能があります。

  • 保護
  • 美観の付与
  • 機能の付与

上記の機能を付加させるため、顔料、樹脂、添加剤、溶媒がそれぞれ役割を果たすのです。

外壁塗装用塗料の種類

外壁塗装用塗料の種類として、以下が存在します。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • ピュアアクリル塗料
  • フッ素塗料
  • 無機塗料

それぞれの外装塗装用塗料により特徴が異なるため、最適なものを選択できるかがポイントです。ここでは、外壁塗装用塗料の種類別に特徴などを解説します。

アクリル塗料

価格約10,000円(1缶当たり)
耐用年数3年~7年
メリット・コストパフォーマンスが高い
・カラーバリエーションが豊富
・色合いがはっきりしている
デメリット・需要が徐々に低下している
・紫外線に弱い
・はがれやすい

アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とする塗料のことです。古くから存在する塗料の1つであり、かつてはスタンダードな塗料でしたが、近年では徐々に需要が少なくなっています。

アクリル塗料のメリットは、コストパフォーマンスが圧倒的に高く、安く施工できる点が魅力的なことです。また、色合いがはっきりしていてカラーバリエーションが豊富という特徴もあります。

一方で耐用年数が3年から6年と短めであり、紫外線に弱いというデメリットがあります。また、クラックが入りやすくはがれやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。

ウレタン塗料

価格約15,000円(1缶当たり)
耐用年数6年~10年
メリット・光沢が綺麗
・ひび割れに強い
・汎用性が高い
デメリット・耐久性は若干低め
・汚れやすい
・配合成分に毒性があるものが含有している

ウレタン塗料として、以下3つの種類が存在します。

  • 水性1液型
  • 油性1液型
  • 油性2液型

大きく水性と油性に分類でき、水性は油性と比較して環境にやさしいという特徴があります。ウレタン塗料の場合、光沢が綺麗で、ひび割れに強い点も魅力的です。また、汎用性が高いため施工する側としては使い勝手の良い塗料となっています。

デメリットは、耐久性は若干低めとなっており、耐用年数は最大でも10年程度なことです。また、汚れやすいためにこまめに清掃が必要となります。さらに、配合成分に毒性があるものが含有しているデメリットもあります。

シリコン塗料

価格約20,000円(1缶当たり)
耐用年数8年~15年
メリット・耐水性や対候性が高い
・光沢やつやが強い
・ラインナップが多い
デメリット・価格が若干高め
・ひび割れしやすい
・重ね塗りしにくい

シリコン塗料は、戸建て住宅の外装塗り替え時のシェアが70%を超えるなど、圧倒的なシェアを誇る塗料です。コストパフォーマンスに優れていることが高いシェアを誇る主要因です。

シリコン塗料の特徴としては、耐水性や対候性が高く、光沢やつやが強い点が挙げられます。また、商品ラインナップが多いため好みの塗料を選びやすいメリットもあります。

一方で、コストパフォーマンスは高いものの、価格がやや高めに設定されることが多いです。また、ひび割れしやすく重ね塗りしにくいデメリットもあります。

ピュアアクリル塗料

価格約60,000円(1缶当たり)
耐用年数12年~15年
メリット・耐用年数が長い
・防水性が高い
・遮熱性がある
デメリット・価格が高い
・膨れが発生する場合がある
・施工経験がある業者が少ない

ピュアアクリル塗料とは、可塑剤などの不純物を排除し、アクリル100%の樹脂で構成されている塗料です。耐用年数が長く防水性が高いという特徴があります。

また、遮熱性があるため夏は冷気を、冬は暖気を逃しにくいため、節電効果が高い点が魅力的です。一方で、デメリットとしては膨れが発生する可能性があることを挙げられます。

また、価格が高い傾向にあり、まだ施工経験がある業者が少ない点も懸念されます。

フッ素塗料

価格約70,000円(1缶当たり)
耐用年数10年~20年
メリット・耐用年数が長い
・光沢が強い
・耐候性が高い
デメリット・塗り替え時に特殊な下塗りが必要
・亀裂が入りやすい
・施工経験がある業者が少ない

フッ素塗料とは、フッ化カルシウムが主成分の鉱物を原料としている塗料です。比較的最近になってから登場した塗料ですが、各メーカーで徐々にフッ素塗料を製造、販売し始めています。

フッ素塗料の場合、耐用年数が長いために一度施工すると長持ちするメリットがあります。また、光沢が強く耐候性が高い点が魅力的です。

一方、デメリットとして塗り替え時に特殊な下塗りが必要となり、高い費用がかかる傾向にあります。また、施工経験がある業者が少ない点も懸念され、亀裂が入りやすい傾向もあります。

無機塗料

価格約90,000円(1缶当たり)
耐用年数20年~25年
メリット・低汚染性が高い
・防汚性があり汚れにくい
・コケやカビが発生しにくい
デメリット・価格が高い
・再塗装できないケースがある
・施工次第で出来栄えに差が生じる

無機塗料とは、主にセラミックやケイ素を主成分としている塗料です。低汚染性が高く・防汚性があり汚れにくい特徴があり、メンテナンスしやすい塗料といえます。

また、コケやカビが発生しにくいため見た目も綺麗な状態を維持しやすい傾向にあります。一方で、無機塗料のデメリットとして、ほかの塗料と比較して圧倒的に価格が高いため、簡単に施工できません。

さらに、再塗装できない場合があり、施工次第で出来栄えに差が生じるなどのデメリットもあります。

吹き付け塗装の場合はリシンがおすすめ

外壁塗装を行う際には、使用する塗料だけでなく塗装方法も重要な要素となります。塗装方法としては、以下3つの方法があります。

  • 刷毛塗り
  • ローラー塗り
  • 吹き付け塗装

また、吹き付け塗装にも種類がありますが、なかでもリシン吹き付けをおすすめします。リシン吹き付けとは、塗料に小さな石や砂を混ぜて吹き付ける塗装方法です。

落ち着いた雰囲気に仕上げることが可能であり、高級感を出したい場合に向いています。しかし、塗膜が薄いため通気性が良い一方で、ひび割れが起こりやすいなどのデメリットがあることは把握しておきましょう。

塗料選びのポイント

塗装を選ぶ際には、主に以下のような観点で選定すると良いでしょう。

  • コストパフォーマンスを考慮する
  • 複数の業者に査定を出す

各ポイントの詳細は、以下のとおりです。

コストパフォーマンスを考慮する

外壁塗装のための塗料は、種類によって価格が大きく異なります。最も安価であるアクリル塗料と無機塗料と比較すると、約9倍程度の違いがあります。

単純に、価格だけに注目して選択すると、頻繁に塗り直しが必要になりトータル費用がかかってしまうケースがあるため要注意です。価格だけでなく、耐用年数を加味してコストパフォーマンスを意識して選択してください。

複数の業者に査定を出す

外壁塗装を業者に依頼する場合、少しでも安く依頼したいものです。そこで、必ず複数の業者に対して査定を受けて、比較することが重要です。

複数の業者から査定を受ければ、費用相場を把握できるというメリットもあります。査定を受けたら、費用の内訳までよく確認して不明点があれば問い合わせましょう。

まとめ

外壁塗装を依頼する場合、どの塗料を選ぶかによって出来栄えだけでなく施工後の対応年数が大きく異なります。また、費用も大きく差があるため、費用対効果を考えて最適な塗料を選定できるかがポイントです。

また、塗料によっては施工できる業者が限られている場合もあります。この記事の内容を参考に、自分にとって最適な塗料を選択して外壁塗料を依頼してください。

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